初秋ワイン4本セット


 

LUNA ESTATE PINOT GRIS 2021
ルナ エステート ピノグリ 2021

 
ヴィンテージとブドウ栽培:2021年はブドウ生産者にとって我々はヴィンテージに依存する仕事だと痛切に感じさせられた年でした。冷たく雨の多かった春は本当に厳しいものでした。収穫期になると暖かい秋が長く続き、6 月、7 月の冬にも青空に恵まれ雨の少ない暖かい日が続きました。しかし、真冬の気候はなんと翌春にやってきました。10月後半から11月初めにはこれまでに経験したことのないような霜が降りる日々があり、この開花の時期に雨と冷たい南風の冷温に悩まされました。理想的な状態であれば1週間程度で始まる開花は暖かい風に包まれ乾燥した天候が続くのですが、我々にはこの全く逆の状況に襲われました。ブドウ栽培家は難しい年に対応するために色々なクローンや品種を育てています。クローンや品種が違うと別々の時期に開花します。また、幅広いものを持つことで続けて良い結果を出すことができます。どの年であれその年に優れた結果を出すものがありますが、基本は大事な開花の段階です。この定理に従えば、収穫量については全品種と全クローンについて 2021年は下がりました。白の品種は比較的良かった程度で収穫は低いものでした。最終的には収穫量で例年の 30〜40%ダウンでした。ただ、暖かくて長い熟期のおかげで収穫できたブドウの品種は素晴らしいものでした。
醸造:ブルーロック ヴィニヤードの3つの異なった区画のブドウを使っています。最も古い区画は1986年に 最初にブドウが植えられた場所なのですが他の区画より早めに熟しますが果粒は小さく詰まっており果皮には色々な香りやフェノールが詰まっています。この区画のものは除梗して24時間果皮につけたままにしてから優しく絞って古樽で発酵させました。その他の2つの区画のものは全房のまま絞って温度管理されたステンレスタンクで長い時間をかけて冷温発酵させました。その後6カ月タンクで澱につけたままにしてから樽発酵させたものを混ぜて軽く濾過して2021年10月中旬に瓶詰めしました。
ワインメーカーのテイスティングコメント:僅かに緑のニュアンスのある輝く透明感のある淡いレモン色。梨、シナモンを添えたアプリコットタルトにカルダモン、粉砂糖のような微かなベーキングスパイスの香り。口に含むと甘味を支える酸とグレープフルーツの皮のような心地よい苦味が加わりワインにスケールや幅広さを与えている。ピノグリらしさ全開で熟したフルーツ、果皮からの味わい、樽発酵のニュアンスなど適度に冷やして楽しんでください。五香粉を使った豚バラ肉の料理、チリ・キャラメルソース添えなどに合います。
テクニカルデータ
ph:3.34
酒石酸:4.5g/l
アルコール度:13%

 
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UNISON SNAZZY SAUVIGNON BLANC 2021
ユニソン スナッジー ソーヴィニョンブラン 2021

 
ユニソン・ヴィンヤードはホークスべイのギムブレッド・グラベルズ地区の中心にあり、1993 年に設立された小さな家族経営のワイナリーです。ブドウは密植され生産量は抑えて完熟した豊かな香りのワイン作りを目指しています。
2021ヴィンテージ:いつも通りの冬の雨があって土壌は適度な湿気を保ったままブドウが成長をはじめました。春は穏やかで開花は早く、12 月までの降水量は平均より少ないままで本格シーズンに入りました。12 月、1月の気温は猛暑の日が少ない温かな日が続きました。ヘレタウンガの平地より高い所にあるセントラル・ホークスベイの小さな畑では日中は暖かく夜は冷えます。この温度変化が 2021を完全なものにしました。乾燥した状態は秋まで続き、健康で完熟したブドウが収穫できました。このワインはたったの 1100 本しか作られておらず、ニュージーランドのその他の地域のソーヴィニョンブランのような大量生産ではありません。我々がファッショナブルと思うスタイルで造りましたが皆様にもご賛同いただけたら幸いです。
醸造:手摘みの後に優しく圧搾してステンレスタンクで発酵させました。発酵が終わったワインは1ヶ月間、澱につけたまま攪拌したので感触の良さと香りの複雑性が増しました。その後は澱引きをして瓶詰。きれいな果実味に溢れています。
ワインメーカーの テイステイング コメント:複雑な香りが高く立ち上がります。トロピカルフルーツ、パッションフルーツ、桃に微かなミネラル香などです。口に含むと、新鮮で滑らかな味わいの中に熟したソーヴィニョンブランらしい色々な香りが感じられます。グアバ、パッションフルーツ、スパイス、野生のハーブ、ライムの皮。ミネラルなどです。アフターには厚みを伴った新鮮な味わいがバランスを保ったまま長く続きます。ソーヴィニョンブランはリリース後2年以内に飲むべきだと多くの人が言ってますが、このワインを4年間待っていただけたら、きっとより素晴らしいものになっていると思います。
 

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 LUNA ESTATE PINOT NOIR 2020
ルナ  エステート ピノノアール 2020

 
ヴィンテージとブドウ栽培:このヴィンテージは期待がいっぱいでした。芽吹きは均一で霜の被害はわずかしかありませんでした。ブドウの木の間の畝は整えられ一列おきに剪定を行って素晴らしい形のままスタートを迎えました。春は風が強く、時々雨も降りましたがそれほど多くもなく、大体において普通でした。北西・南西の風が吹く典型的なマーティンボロらしい天気でした。開花は順調で大きな収穫が見込まれました。熟期は暑過ぎず長く乾燥していて、一つ敢えて言うとしたらちょっと乾燥し過ぎという程度でした。灌漑をしないのでいくつかの区画では水不足の症状が見えました。収穫を始めた頃になって待ち望んだ雨が降りましたが全体的に見て収穫の条件は満足するもので、欲しいものを手にしました。2020年はマーティンボロの素晴らしい年として記録されると思っています。
醸造:二つのエステートからのピノノアールを100%使っています。多くはブルーロック・ヴィニヤードの斜面にある石灰粘土質に植えられている若いピノノアールです。ブドウは除梗して6トンサイズの温度管理された開放型ステンレスタンクに入れ5-6日間冷温に置いて色や香りを引き出しました。冷温を切って発酵を始めるとフルーツは適温まで上がりました。発酵中は1日2回果帽を押しました。温度は30℃が最高になるよう常に監視していました 発酵後は15-30日間の醸しを行ってその後絞ってから10ヶ月樽熟成しました。軽く清澄と濾過をして瓶詰しました。動物由来の材料は使用していません。
ワインメーカーのテイステイング コメント:紫のエッジがある、やや濃いめのシアン赤。注ぐとすぐに爆発的なアメリカンチェリーの香り。リリース直後にこの濃い香りは酵母選択によるものが多いので最後まで凝縮感が続かないことが多いが、中盤になってくると最初のピュアで凝縮したフルーツ香はやや蒸発したような感覚になってくる。酸は豊富でラズベリー、土っぽさ、軽やかなタンニンが混じってミディアムボディに収まりマーティンボロらしいピノのアフターです。
フードマッチ:色々なものに合わせられます。 皮目をカリっと焼いたタイ、焼き野菜サラダ。  
テクニカルデータ
ph:3.55
酒石酸:4.6g/l
残糖:1.0g/l以下
アルコール度:13.5%

 
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HILL FAMILY Barrel Blend 2017
ヒルファミリー バレル ブレンド 2017

 
バレル :ヒルファミリー・エステート バレルブレンドはサーファーでありワイン専門家でもあるカイル・ノックスの協力で生まれました。サーフィンとワインに共通する「バレル(樽や大波の輪)に入る」という言葉を用いました。カイルの指導のもと、ブドウはダグ・ヒルが管理する畑のものを使い、常に新しい波を待ち、その間にも素晴らしいワインを楽しみたいかもしれないサーファーに向かって作られています。
ヴィンテージ:2017ヒルファミリー・エステート バレルブレンドは細かい気象変化はありましたが全体的にみれば平年通りの年でした。8月の終 わりの熱波はブドウの木には大変なストレスとなったので、ブドウはどんどん持ち込まれました。大きな火災が起こる前にすべてのブドウは収穫されました。マルベックとメルローはわずかに骨格に物足りなさがありましたが粒が大きく深い色合いがありました。シラーとプチシラーが凝縮感と舌触りの良さに大きな役割を果たし、いつものようにウッデンヴァレーのフルーティなジンファンデルワインによく馴染んでいます。2017には気品を出すためにわずかなカベルネソーヴィニョンとプチヴェルドを、優雅さのためにピノノアールを加えました。
アリソン・ドーランのテイスティングコメント:2017バレルブレンドはブルーベリー、赤いチェリー、濃い色のフルーツの香りが広がってきます。口に含むとやさしく深い舌触りでブルーベリー、黒胡椒、ブラックベリーやブラックチェリーのジャムのような味わいがあります。アフターはふくよかで親しみやすいタンニンと豊かなフルーツ感が特徴です。
テクニカルデータ
生産量:4025ケース
ブレンド比率:44%メルロー、17%ジンファンデル、16%シラー、 7%プチシラー、 5%マルベック、 4% カベルネソーヴィニョン、3%ピノノアール、 3%グルナッシュ、2%プチベルド、2%ドルチェット
樽構成:20%新樽(8%フレンチ、 4%アメリカン、 8%ハンガリー)で10ヶ月   
アルコール度:14.8 %
pH:3.75
酒石酸:0.61
瓶詰:2019年8月15日から16日リリース:2020年春